著者:アルベース
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本書「はじめに」より

「北の国へは冬に行け」という言葉がある。私は1984年2月にそれを実行した。本書は40年近く前の北海道旅行の記録である。
当時、国鉄には北海道周遊券というものがあった。出発駅から北海道までは急行列車の利用が可能で、北海道内は特急自由席も利用でき、通用期間も20日と長かった。通常の切符と同様に学割もあり、さらに冬季は2割引だった。それだけ冬季の北海道は観光客が少なかったのである。
上野発の夜行列車に接続する青函連絡船で函館に渡った。急行列車を乗り継ぎ北海道を一周して、バスで襟裳岬や宗谷岬を訪問。寒さに慣れてきた終盤には、すでにコマーシャルで有名になっていた比布を通り、雪深い深名線にも乗っている。
道内の鉄道路線はJR発足前後に、また近年にも廃止されたものが少なくない。本書で紹介した路線や駅も多くがすでに廃止となっている。鉄道がなくなっても街がなくなるわけではない。鉄道の遺跡や記念物は各地で大切に保存されている。

目次
はじめに
北海道周遊券
鉄道路線図
青函連絡船
函館
列車編成表
函館から札幌へ
札幌から広尾へ
襟裳岬
様似
札幌から釧路へ
標茶
西春別
根室標津
網走へ
湧網線
中湧別
北見枝幸
浜頓別
宗谷岬
旭川
比布
蘭留
塩狩
名寄
深名線
札幌へ
青森・弘前
おわりに

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