著者:加藤利恵
ページ数:52

¥298¥0

著者初刊。在宅介護シリーズの1冊目。
病院、施設、在宅の看護師歴30年以上、ケアマネ歴20年以上をバリバリ経験した著者が、自身の実体験をもとに執筆したノンフィクション作品。
この本は一言で、「介護の素晴らしさ奥深さを、是非家族に実感し体験してほしい。」との願いの書です。
この本を通して、介護の体験が、自分自身を知り自身の成長に繋がる、まさに「人間理解の場」であることを自覚することができます。そして、その感動をたくさんの周囲の方々に共有し伝えていってほしいとの願いを込めた書です。

今回この本の中には、著者が実際に携わり関わらせて頂いた方々ご家族様の事例症例が3つ挙げられています。
家族の視点および介護事業者の視点からと、多角的に俯瞰した介護の展開とプロセスについての実際を、赤裸々に記しています。
それは、認知症介護や誤嚥性肺炎を発症された方の介護、ターミナル等、読者様がこれから体験するであろう、もしくは今現在体験されているであろう事例です。3事例共に、その経過とケア対応、またそのプロセスにおける注意点や重要な点も網羅しましたので、参考になります。

著者自身が大事な家族も自宅で看取った経験がありますから、家族の視点からも家族のその時々の苦しい心理状況等もよく理解できています。
また反対に、ケアマネや看護師介護のプロの視点からも、冷静な視点での判断や考察もしたうえで執筆しました。

大事なことは・・・幼少期に、同居の義父の荘厳な最期の姿に立ち会ったことが、著者の看護介護の原点で、看護師として勤務当初より、「日常の中で死を語ること」の重要性を主張してきました。
しかし現実は、医療自体が「医原病」ともいえる病を発症させている状況です。医療が脅威になっている!

医療とは治すこと。病院は病気を治すためにある場所です。この事実をみんな理解しているようで理解していない。
ここにきてようやく少しずつ「在宅での死・看取り」の概念が浸透してきましたが、まだまだです。
まだ「病院信仰」は、根強く一般市民の中に残っています。

そして、この「医療信奉」「病院信仰」の現状に、自分の人生を狂わされ、望まない医療の末に亡くなる人たちが、まだたくさんいます。それはだれか?どんな人たちか?
それがこの本の中に登場する「老人・高齢者」であり、今介護されている「老人・高齢者」なのです。
そして何を隠そう・・・未来の私であり、私たちであり、今の子供たちだと理解できるでしょうか・・・。
あなた自身が、今その当事者として、真剣に「介護」について考える必要があります。

これまでたくさんの苦しむ人々をみてきた、そしてまた家族として経験し苦しんだ著者自身が語ります。
「健康や介護予防」「アンチエイジング」なんていう言葉に逃げていてはいけません!

人生100年時代の介護の世界・・・大介護時代!
現代医療の功罪を知り、それを理解したうえで、これから先の自分や、愛する人の介護、最期について思考し、実際に介護を創造していく、その手助けとなることを信じます。

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