著者:百舌鳥遼
ページ数:230

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鎌倉幕府の創設に貢献した能吏、大江広元は鬼一法眼直伝の陰陽術の遣い手でもあり、治安を乱す「鬼」の存在から鎌倉を陰ながら守り続けていた。
だが、源頼朝亡き後の幕府は朝廷との軋轢、平家残党や御家人の反乱、二代将軍頼家の失脚、御家人同士の争いなど、様々な事由から不安定な政情が続く。
そんな厳しい情勢の中、鎌倉市中で化物による辻斬りが横行し、人々に大きな恐怖を与えた。その背後に平家生き残りの猛将悪七兵衛景清、さらに崇徳院の怨霊の脅威を見て取った広元は、鎌倉を守るために立ち上がる。
しかし、その事件は幕府を揺るがす大きな乱へと発展して…。
鎌倉幕府を発展させた名臣、大江広元の陰陽活劇、開幕!

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