【無料で読める】まちかんぼじあ上 (写真デッサンアジア工房編集室)

2024年4月3日 2024年4月3日 2分32秒

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著者：千川ともお
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首都プノンペンの様子、古都アンコールワットに隣接するシエムリエプ、海の玄関口シアヌ―クビルは勿論のこと、それぞれが大きく変化してきている。
　現在マーケットは次から次へと賑わいを見せ、あちこちに大きな建物が出来てきている。ドーム型の屋根をつけたデパートが出来たときには驚き、そのデパートにエスカレーターを見たときにも目を丸くした。内戦当時の風景が胸中に残っているからだ。勾配角度４５度ほどで鉄製の人間コンベア―というエスカレーターが出来ていることで、気が踊り興奮してしまったのだ。
「当たり前だ」
と言われれば、そうなのかもしれないが、重大なことのように映ったのだ。そればかりでなく、セントラルマーケットがさらに拡張工事をし、以前の敷地を越える巨大なセントラルマーケットになる。それでもまだまだ説明が足りない。主な地方のマーケットも拡大拡張をしてしまう。清潔度も増し種類も段々と大きくなってきている。突然、看板について語るならこんなことになる。やさしく見えるペンキ塗り看板スタイルから、写真、デザイン、設計などを元にした看板が目立ってきている。デジタルの看板まである時代だ。これほど変わったのである。