著者:河合仁士
¥1,250¥0

本書は第1弾「CAGEDシステム& モア」の続編です。

第2弾はコード理論の基礎であり、最も実用的なダイアトニックコードを掘り下げます。

ところでこんな経験はありませんか?

「やっぱり音楽理論をいつか学ばないとなあ」

「いやフィーリングが大事なんだよ、理論なんか分からなくてもいい」

相反する2つの意見を行ったり来たり…ギター歴は長く、結構それなりに弾けるけれども、よく分かってない。

何となく弾けるだけに、

「それってなぜその音を使うの?」

と訊かれると困ってしまいます。

その逆も然りで、

「なぜその音を使うの?」

と訊きたいけれど、理論的な話をされると…。

こういう経験をされる方は多いです。

漠然と「オレは音楽理論アレルギー」だと思っているかも知れません。

でも、僕が思うにそれはあなたのせいではありません。

分かるところから学ぶ、実際に弾いている事から学ぶ、という順序が大切だと思います。

演奏からかけ離れた知識から学ぼうとしても、頭に入りません。

英語を学ぶのと同じです。

会話で使わない難しい単語を暗記しても、すぐ忘れます。

そういう知識は意味がありません。

よく使うもの、使いながら覚えていけるもの、そこから始めないと学んでいる実感や意義が感じられません。

本書では実践で最も有効なダイアトニックコード(コード理論の基礎)を学びます。

焦点は、いかにその知識をギターに落とし込むか?です。

ダイアトニックコード自体は簡単なチャートを暗記すればおしまいです。

しかし、ギタリストがダイアトニックコードを理解しているとは何を言うのか?というレベルになると、実に多くの落とし穴が存在します。

CAGEDの各フォームから4種の7thコードを導き出せるか?

12キーで展開できるか?

12キーの#や♭の付き方はどうか?

指板の音名の把握はどうか?

ダイアトニックコードをCAGEDの各スケール運指内で一か所で弾けるか?

これらはお互いに関連したトピックです。つまりどれか一つ欠けても、成り立ちません。

ダイアトニックコードは知っている、という人は多いです。

しかし、それをギターで展開できるか?というと難しいです。

多くの人は部分的に知っていても、突き詰めて学ぼうとしません。

これらを学ぶと、しっかりした土台が得られます。

音楽理論と言えば、まず音符、そしてピアノの鍵盤を使った解説が多いです。

音符の読み方を学んで、理論を音符とピアノで理解して…そしてその知識をギターに当てはめていく。

しかし社会人ギタリストには、そんな余力はありません。

音符と鍵盤を使う機会はあまりありません。使うのはコード譜くらいなものでしょう。

それを理論の勉強のためだけに学ぶのはナンセンスです。

本書では音符を使わずに、実践で必要な基礎的なコード理論の説明に挑戦しました。

本書を読めば特定のジャンルの何かを弾けるようになる、という類のものではありません。

ご自身の経験と照らし合わせながら、知識と経験の点と点を繋いでいく作業が不可欠となります。

つまり、腰を据えてじっくり取り組んで頂く必要があります。

情報を取り入れたらすぐに使えるものが欲しい、との事でしたら本書をお勧めしません。

情報をご自身のスタイルといかにリンクさせられるか?に全てがかかっています。

培ってこられた経験に理論的な裏付けをして、応用できるようになる事を願っています。

そのために基礎から学んで行きます、一緒に頑張りましょう。

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