著者:小さなヨハネ
ページ数:34
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世界中でイエス・キリストや聖母マリアの名前を知らない人は殆どいないでしょう。異教徒の私たちにとってさえキリスト教はクリスマスや結婚式などでおなじみです。ところが日本における実際のクリスチャンは人口の僅か1%程度だそうです。なぜこれほど親しまれているのに信徒になる人は少ないのでしょう?
それは恐らくキリスト教の教え自体が理解できないというのが大きな理由の一つと思います。誰しも理解できないものは受け入れたくありません。キリスト教にとどまらず現代人は宗教離れを起こしています。確かに宗教がなくても私たちは日常生活に困らないかもしれません。しかし一方で自己啓発や哲学、心理学の本が溢れているように、悩み事の解決や心の救いを求めている人はたくさんいます。
私自身について言えば、昔キリスト教は理解できず、受け入れることが出来ませんでした。40になる頃、自分の傲慢が原因で良心の呵責と強烈な自己嫌悪に襲われました。私は自分の人間性に絶望し、苦しさで七転八倒しました。その時私を救ってくれたのは思いもかけないスウェーデンボルグでした。彼の説くキリスト教は私の心に平安をもたらし、7年後、私は洗礼を受けてクリスチャンになりました。もしキリスト教が今より分かりやすく納得できるものになるなら、信じる人は増え、救われる人も増えるでしょう。キリスト教は救霊という宗教としての本領を発揮するでしょう。
このシリーズではこれまで分かりにくかったキリスト教を、イエス・キリストから直接啓示を受けたというスウェーデンボルグの言葉を手がかりに、私立探偵・野葉暮四郎(のば くれしろう)とポントス警部が探求して行きます。皆さんの抱いていたキリスト教の常識は次々に覆されるでしょう。
今回はその第一弾として、「キリストの御正体」の驚くべき秘密が明らかにされます。これこそ新しいキリスト教理解の基本中の基本となるものです。これにより皆さんはうっそうとした樹海を一気に突き抜け、見晴らしの良い展望台に到達するでしょう。二人のやり取りを通じ、皆さんにとってキリスト教が少しでも分かりやすいものになれば幸いです。
目次
まえがき
1.ある日
2.科学者スウェーデンボルグ
3.キリストのご出現
4.キリストの御正体
5.証拠
6.父と子の意味
7.主と呼んだ理由
8.三位一体の意味
9.人となられた理由
10.主の試練
11.高価な真珠
12.父に祈る
13.ペトロ、ヨハネの意味
14.行い
あとがき
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