【無料で読める】ワインのメッカ、ボルドー大学に学んで（Ⅰ）－ 定年後の夢と冒険、自分らしく生きる

本書は、定年前に会社を辞し、長年の夢であったワインのメッカ、ボルドー第２大学醸造学部社会人コースに留学して、５８歳～６０歳までの２年間に亘る熟年世代の夢と冒険を綴ったものです。

そもそもの夢のはじまりは半世紀ほど前に飲んだ１本のボルドー・ワインでした。その色と香りと味わいに感激し、フランスという異国の文化の象徴であるワインにすっかり魅せられてしまったのです。爾来、書物で空想の世界を旅しながら、ワイン留学の夢を温めてきました。この留学を通して、夢とは抱きつづけていればいつか必ず実現することを知りました。

格好良くいえば、国からも会社からも友人たちからも、更には家族からも離れて、憧れのフランス・ボルドーで自分のためだけに生きてみようと思ったのです。

定年後は勇気をもって新しい世界に踏み出すことです。そこには未知の楽しい出会いが待っていますし、今まで経験してきた以上の素晴らしいものを手にすることができるからであります。

本書をお読みになって、熟年世代をはじめ若い世代の皆様にもワインそしてボルドーに興味をもたれ、更にはワイン留学のひとつのきっかけになれば望外の喜びであります。

なお、続編としてボルドーをはじめブルゴーニュ等の葡萄産地を訪ね歩いた、「フランスの葡萄園訪問記」（仮題）の出版を予定しております。