【無料で読める】祐希之丞関八州捕物控（上野国編） (亜斗夢文庫)

＜粗筋＞
　偽小判造りの事件に巻き込まれ、江戸での休暇の大半をふいにした祐希之丞だったが、休暇を終えて次に向かう地は上野の国、高崎藩。
途中、戸田の渡しの手前で仇討ち姉弟に助勢する川上辰之進と再会する。事情を聞いた飲友である永田新平が助勢に加わり、無事に本懐を遂げさせることが出来たのだった。
その仇討ち助勢の許可を巡って口添えしたのが関八州取締出役の的場慎之助、神奈川湊以来の再会であった。が、これは奇遇ではなく、勘定奉行遠山影元の命に祐希之丞たちを巻き込もうとする的場の策であった。
川上が北町同心職を辞して追いかける闇烏の重蔵と、的場が解明に乗り出した国定忠治の悪行。二つの事件が忠治の郷里、国定村で結びつく。
祐希之丞の華麗な剣捌きと国定忠治の豪快な立ち回り・・・。
偽忠治を的場に引渡した忠治は赤城山に籠り、悪事に加わった子分の処罰を行い、自らも汚名を被ったまま帰らぬ旅人となるのだった。

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