【無料で読める】子どもの音楽教育における豊かな演奏表現: 歌唱表現や演奏表現の音楽的感性から求める音色を通して

【著者】
秋山美穂子 PIANIST
武蔵野音楽大学音楽学部ピアノ専攻卒業
早稲田大学文学部文学科ドイツ文学卒業
東京音楽学校大学院音楽研究科鍵盤楽器（ピアノ専攻）修士課程修了
東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文芸研究生修了
聖セシリア女子短期大学幼児教育学科を始め、短大〜小学校までの
教員歴を持ち、これまでに3000人以上の指導実績と並行して
もみじMusik Akademieを主宰し、ピアノ・声楽の個人レッスンを
行い、後進の指導にあたる。
全日本ピアノ指導者協会会員
日本音楽学会会員

【内容紹介】
人は、昔から音や色など様々な情報によってコミュニケーションと深く関ってきた。
科学技術の進歩や情報化社会に伴い、世界の出来事を速やかに知ることができ、今まで音楽に興味がなかった人も様々な形で音楽に触れる機会が増え、音楽を通して人々の心が癒され、共感し合いながら絆を深め、音楽が今まで以上に有効的なものとなっていくことが考えられる。なぜなら、世界的に親しまれているモーツァルトの音楽が医学の分野において既に音楽療法として取り入れられているからである。 しかし、便利になった反面、情報を武器とした競争優位や差別化、いじめ等深刻な問題も増え、コンピューター依存症から対人接触を避け、友人や職場の同僚等との直接的なコミュニケーションが取りにくくなり、体力の低下やストレス障害、登校・出勤拒否に至るケースも少なくない。