著者:林 秀樹
ページ数:60
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トラック運送業界 残業代大損害賠償時代の到来
「あなたの会社には1千万円を軽く超える損害賠償リスクがあります!」
トラック運送業界の経営者のあなた。いきなりこんな事を言われたらどう思いますか?
「また何の根拠もない適当な事を言って、何を企んでやがる!」
そんな反応ですよね?
信じてもらえないかもしれませんが、私はことさら大袈裟にリスクをアピールして経営者の方々を不安がらせるのは好きではありません。
しかし、これだけの高額損害賠償をいきなり突きつけられて、夜も眠れなくなってしまっているトラック運送業界の経営者が全国に沢山いるのも事実です。
私は仕事柄多くのトラック運送業の経営者さんからお話を伺う機会が多いのですが、ほとんどの方々がこの損害賠償リスクに気付いていません。
いや、気付いてはいても、見て見ぬふりをしているというのが正解でしょうか?
その損害賠償リスクとは…ズバリ「未払い残業代」です。
このリスクはもちろん、トラック運送業界だけに限った話ではありません。
今後、どの業界でも間違いなく出てくる問題です。
どの業界でも出てくる問題なのですが、本書は「トラックドライバーの未払い残業代問題」だけに絞った内容になっております。
かなりニッチな内容です。
それは何故か?大きな理由は以下の2つです。
①未払い残業代請求問題。その最大のターゲットは間違いなくトラック運送業界。
弁護士さんに聞いた話ですが、最近「未払い残業代を支払え!と社員から訴えられた」という経営者からの相談が確実に増えてきているそうです。
そのなかでも、トラック運送業を営む経営者からの相談が50%を優に超えるそうです。
トラック運送業界は、他の業界よりも早急に対策を打つ必要があります。
②トラックドライバーの賃金制度の特殊性
お客様と話をしていると「うちの業界は特殊だから、この業界の経験が無い人には大変だよ」と言われることがよくあります。
しかし、実際そんなに大変かというと、そうでもないケースも多いです。
自分の専門分野の知識さえしっかり持っていれば、ある程度対対応可能です。
ただ、トラックドライバーの賃金制度。
これだけは別です。本当に特殊です。
これだけ特殊だと、このテーマだけに絞って書くしかありません。
私はトラック協会様などからお招き頂きまして「トラックドライバーの賃金制度」についてのセミナー講師を務めさせて頂く機会があります。
そのセミナー開始時に、私は必ず受講者の方にこうお伝えします。
「今日のセミナーにお越し頂いた皆さんは、自社のドライバーの賃金制度に何らかの不安を持っているのでしょう。
もしかしたら、既に他のセミナーに参加されたことがある方も多いのでは?
でも、もしそのセミナーが、トラックドライバーの賃金制度に絞ったセミナーではなく、一般的な賃金制度のセミナーだったとしたら、満足度は低かったのでは?
理由は私が言わなくても分かりますよね?
そうです。その理由はトラックドライバーの賃金設制度があまりにも特殊だからです。
残念ながら、トラックドライバーの賃金制度設計に関しては、他の業種の成功例を聞いてもほとんど役にたちません。
逆に言うと、今日の私のセミナーは、トラック運送業以外の業種の経営者の方々にはほとんど役にたちません。
その代わり、トラック運送業界の経営者である皆さんには、衝撃を受けるほどのお役立ち情報満載でお伝えします。是非楽しみにお聞きください!」
こうお伝えすると、受講者の方々の聞く姿勢が一気に高まります。
ただ、あなたはまだまだ半信半疑ですよね?
「1000万円を超える請求なんて本当に来るの?その根拠は?」
「それだけの額の請求を受けても負けない方法なんて本当にあるの?法律上問題ないの?」
疑問点ばかりだと思いますが、本書があなたの不安を解消します。
本書で書かれている内容は、トラック運送業界の経営者であるあなたにしか役に立ちません。
逆に、そこまで尖っている分、あなたの不安を解消する自信はあります。
どうぞ楽しみに読み進めて下さいね!
目次
はじめに トラック運送業界 残業代大損害賠償時代の到来
第1章 トラック運送業界の労務は、こんな危険を孕んでいる
・未払い残業代請求額倍増の衝撃
・弁護士事務所が続々参入するとどうなるか?
・なぜ運送業が狙われるのか?
・いったいどれ位の額が請求されるのか?想定損害賠償事例
第2章 実践 ドライバーに訴えられても負けない賃金制度の作り方
・運送業は他の業種の賃金制度を参考にしてはいけない
・未払い残業代対策は【歩合給】一択!
・なぜ運送業には歩合給が合うのか?
・私が歩合給を勧める一番の理由
・私が歩合給導入を勧める本当の目的とは?
・歩合給が「ドライバーの賃金制度のお悩みトップ3」を解決!
・どうしても歩合給が使えないドライバーには?
第3章 なぜ、いますぐ取り組むべきなのか?
・いつから対策に取り組むべきか?
・それでも歩合給の導入は不安…
・生き残る運送業の賃金制度と評価制度とは?
・トラック運送業界の賃金制度は、自社で作るべきか?プロに任せるべきか?
・運送業を救う本物のプロ社労士、プロ弁護士の見分け方
終わりに
・誰も分かってくれない…苦しむトラック運送業界の経営者…
・なぜ、私がトラック運送業界の賃金制度に関わろうと思ったのか?
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