著者:伊藤 まゆみ
ページ数:86

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2020年からの長引くコロナ禍で未曾有の事態を経験し、それでも奮闘している勇気ある飲食店の経営者の方々に、この本を届けたい。おいしい料理によって、お客様を幸せにしたいと、いつも願って料理を提供している、そんな人々を微力ながら応援したい、という気持ちで書かれた本です。

北海道の食品メーカーで、自社の商品のよさを伝える手段として、社内で飲食店事業を始めた際、その事業を託された人物の物語を通して、「繁盛する店」を生み出す秘訣をお伝えしています。

この本の主人公である佐々木氏は、会社から1998年に初の飲食店事業を託され、2000年に最初の店舗を開店しました。2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災の時期も業績を落とすことはありませんでした。さらに、2014年には、立ち上げ時にゼロだった売上を、5億円にまで伸長させることに成功しました。そして、その実績が評価されて、2014年に会社の代表取締役へと昇格する快挙を成し遂げたのです。

佐々木氏の経営手法の素晴らしい点は、単なる成果主義ではなく、お客様、スタッフ、地元の人々、関連する会社の方々といったすべての人が幸せになるように常に願って、行動していた点です。そして、その経営手法は、見事に花開き、成果を上げ、「繁盛する店」を生み出してゆきました。

今、苦境にある飲食店経営者が非常に多い中、彼が実行し、リーマンショック、東日本大震災という危機を乗り越え、14年間で売上をゼロから5億円に伸長させた軌跡は、きっと苦しんでいる飲食店の経営者の方々の役に立つと思います。なぜなら、ここに書かれているのは、特別な知識や技能がなくても実践できる手法だからです。

愚直なまでに基本にこだわり、それを自ら実行し、スタッフにも噛んで含めるように何度も伝えました。ミスやトラブルを人のせいにせず、すべて自分の責任として引き受けていました。そのような日々の繰り返しが、お客様を引き寄せ、組織のチームワークを構築し、業績を向上させていったのです。

「自らの軸を信じ続けることができるか」が、成功への唯一の道なのだと、この経営のストーリーは、語っています。

おいしい料理は、人を幸せにするという真理は、いつの時代も変わることはありません。コロナ禍が収まり、おいしい料理を自由に食べ歩くことができる日は、そう遠くないことと信じ、そのために愛される飲食店を守っていただいている、すべての飲食店経営者に感謝し、この本を届けたいと願っています。

【目次】

はじめに
第1章 ユニークな価値観でトップを目指す
第2章 すべてはお客様のために
第3章 環境整備はツキを呼ぶ魔法
第4章 スタッフの育成にはまず基本を叩き込む
第5章 温かい家族のような組織
第6章 経営者としての姿勢
おわりに

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