「モヤモヤ」それは「感動」のタネ: 仕事や人生で、不安を抱えたとき このコツを知っていれば解決できる それはタネシリーズ (思考ブックス)

しかし、人生やビジネスで不安に駆られる局面でも、楽しみながら前に進めるコツがあります。

2011年からのコンサルティングやコーチングの活動をとおして見えてきたのは、たった一つの原則です。

その原則とは「戦略思考」です。

戦略思考という言葉は一般にも存在しますが、本書では戦略思考の本質を、人生やビジネスのモヤモヤを解消し、最高の感動を手にしたい人のために、できる限りわかりやすい言葉とテーマで解説しています。

「モヤモヤ」それは「感動」のタネです。

では、その感動のタネを見つけるためにモヤの中から旅へ出発しましょう。

＜目次＞
ーはじめに
【第１章】失敗は成功のもと
ーどうすれば失敗を成功に変えられるのか
ーいきなり成功した人などいない
【第２章】感動は何から生まれるのか
ー仕事の感動はどうやって作るのか
ー人生の感動は何から生まれるのか
【第３章】人の欲望は吉か凶か
ーおみくじの「吉」や「中吉」が最良と言われる理由
ー満足するのは早い！
【第４章】モヤが晴れると何が見えるのか
ー先が見えないときだけの楽しさ
ーその先にあるのは輝きだけではない
【第５章】人生は自分との戦い
ー戦略思考とは何か？
ー他人や他社との争いは本質ではない
ーまとめ
ーおわりに

本書では、一般的にわかりづらい論理的な思考について、日常生活で誰でもイメージができる例え話を用いながら感覚的に理解できるように解説しています。

仕事や家事や趣味やスポーツなどの身近な例を使っていますので、どなたでも感覚的に不安や問題を解決する思考法がわかります。

旅行や家庭などの例も出てきますので、幸せな家庭を築きたい人にもおすすめです。

あるいはビジネスにも使えるシンプルなフレームワークや原則も盛り込んであります。

ビジネスマンの方にも重宝いただけるでしょう。

また、全編をとおしてチャレンジすることを「登山」に例えています。

そのチャレンジの際に感じる不安やモヤモヤといった心理状態を、登山の中で出くわすモヤ（靄）として表現しています。

コンサルタントとして、経営者として、著者が感じてきた心のモヤや、過去の挫折からの壮絶な舞台裏も見どころの一つです。

まったく人生の先が見えなかった状態から、クライアントを導くコンサルタントとして力強く活動できるようになった背景には、特別な能力ではなく、誰でも活用できるシンプルな考え方の転換がありました。

本書では、この「考え方を変える」ということを大切に解説しています。

難しい論理ではなく、気づけば誰でもできる方法に焦点を当てています。

失敗したり、不安を抱えることは誰にでもあります。

どれほど優秀な人であっても、それは同じです。

しかし、その不安やモヤモヤを次へのきっかけとするのか、諦める材料にするのかは、考え方次第です。

失敗に対してどのように向き合えば良いのかは第１章で説明をしています。

また、同じく第１章では、成功者に共通する思考法もご紹介しています。

私たちは、人生の多くの時間を仕事に費やしています。

仕事とは、会社勤めもそうですし、経営や投資もそうです。

あるいは、家庭を支える家事も大切な仕事です。

人生の多くの時間を使う仕事から、もしより多くの感動を得られたら、人生は今よりも豊かになるでしょう。

実はこれも、考え方次第で変わります。

この点については第２章で解説をしました。

第２章では、著者の壮絶な過去と復活劇もご紹介しています。

また、私たちの活動にはシンプルな法則が働いています。

たとえばダイエットなどが長続きしなかった経験はありませんか？

それは、この法則を知らないからです。

すごく頑張るわけではないのに、必要最低限のエネルギーで物事を成功させる法則について第３章で解説をしました。

また第３章では、もう少し詳しい成功確率の上げ方についてもご紹介しています。

日常生活でも、仕事でも活用ができますので試してみてくださいね。

本書の後半では、モヤモヤを感動に変える秘訣についてご紹介しています。

何かに挑戦する途中では、きっと険しい道のりに不安を募らせることも多いでしょう。

しかし、そのときにしか確認できない「希望」が存在します。

これは第４章で解説しています。

また、目標を達成したときに「ある視点」を持っているかどうかで、その後の結果が変わってしまいます。

ある視点を持っている人は、結果をさらに伸ばすことができます。

しかし、その視点を知らない人は、結果がだんだんと悪くなってしまうのです。

こちらも第４章で解説していますので、ぜひご確認ください。

人生でも仕事でも、私たちは競争の中に身を置いているように感じます。

しかし、人との争いや比較は、人生や仕事を成功させるための本質ではありません。

この点を第５章で説明しています。

スポーツの世界では勝ち負けがはっきりと決まるわけですが、この考え方を知っていれば落胆することはないでしょう。

また、ビジネスのような競争社会で奮闘している人にとっても、この原則は絶対に忘れないでいただきたいです。

ビジネスにおける競争は、他社を蹴落とすことではないからです。

こちらも第５章で解説しています。

また、「まとめ」では、この本に隠されたちょっとした秘密が明らかになります。

それはまさに、モヤモヤの中に必ず希望があることをわかってもらう真実だといえます。

また、星の数ほど失敗することが、いかに感動の多い人生を作るのかという本書のまとめとしてふさわしい内容を書きました。

本書では、何かに挑戦するときに、そもそも成功確率をグンと上げるシンプルな考え方や思考の方法を説明しています。

一方で、失敗することや不安を感じることは自然なことで、それをどう捉えればモヤモヤを感動に変えられるのかということについても丁寧に解説しました。

経営者、ビジネスマン、サラリーマン、学生。

どんな挑戦をする人にも役立つ思考法をまとめてあります。

あるいは、幸せなご家庭や人生を築く際にも、すぐに使える事例も多くあります。

本書が一人でも多くの方の感動のきっかけになればと願っております。