著者:田中 明美
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私は中学校で35年間養護教諭(保健室の先生)として働いてきました。
その間、たくさんの子どもたちに出会いましたが、年々生きづらさを感じている子どもたちが多くなっているように感じています。
・リストカットなど自分の身体を傷つけてしまう子
・思うようにテストの点数が取れないと、「自分はダメ」だと思い、登校できなくなる子
・まわりの環境に馴染めずに苦しむ子
・「死にたい」と言う子
かけがえのない「いのち」のはずなのに、自分を否定し、傷つけてしまう子どもたち。
テレビや新聞でも、子どもたちの悲しいニュースが報道されます。
それらに日々接するたび、胸が押しつぶされるような気持ちになります。
いじめなど様々な背景から「自死」や「自分を追い込んでしまう子どもたち」がいるという現実。
私は、自分の人生を、笑顔で生き抜いて欲しい。そう、強く願っています。
それにはまず、保護者のみなさん、または、まわりにいる方に、子どもたちの「安全基地」になって欲しいのです。
帰る場所が「安全な場」であれば、子どもたちは、どんな辛いことがあったとしても、そこでエネルギーを蓄えて、また外の世界で頑張ることができます。
そして、保護者やまわりの方が「安全基地」になるためには、ご自身の心と体が緩んで自然体であることが大切だと思っています。
この本には、たくさんの質問をちりばめています。
ゆっくり時間をかけて、ご自身の心と対話をしながら、ご自身のこと、お子さんのことを丁寧に考える時間を取ってもらえたらと思っています。
答えはあなたの中にあります。
読み終わったときに、肩の力が抜けて温かい気持ちになられていることを心から願っています。
【 目 次 】
はじめに
第1章「学校という場で働いて……」
・「いのち」と向き合ってきた35年
・生きづらさを感じる子どもたち
・旭川で凍死した中学生のこと
・苦しまれている保護者
第2章「無限大∞の人生」
エピソード1【自分の思いを上手に表現できずに、暴言暴力という形で出していたA子さん
・戦国時代の中学時代
・江戸時代の高校生活
・文明開化の大学生活、そして、京都での再会
・安全基地のお母さん、そして、おばあちゃん
エピソード2【いつも先生の後ろに隠れて、教室に入ることができなかったB子さん】
・私から見た中学生の彼女
・高校卒業後に発症した「いのち」に関わる病気
・就職、そして、まさかの結婚・出産
・中学生時代を振り返ると
エピソード3【自分のことが理解できずに、自分自身を傷つけてしまったC子さん】
・お母さんの苦悩
・C子さんの大変な日々と人との出会い
・たくさんの資格をとり続けたCさんと「今」
・就労支援事業所の担当者Dさん
・彼女を救ったもの
・第2章までを終えて
第3章「安全基地になるためにできること」
・子ども時代は、嵐の中
・子どもは、大人と対等な存在
・大切にしてきた言葉
・かけがえのない「いのち」
・心のエネルギーをためるための、自分との3つのお約束
(1)「心の動き」を大切にする
(2)「心地よい」を大切にするお約束
(3)「出会うこと・対話すること・決めること」を大切にするお約束
第4章「最後に伝えたい、2つのメッセージ」
(1)道は1つじゃない
・その場を離れて、探し続けて
・人生を「冒険」する!
・凸凹道を楽しもう
(2)基準は「いのち」
・校則は「死なないこと」自分でいい学校WINGSCHOOL(熊本)
・いのちの理由
おわりに
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