著者:koko先生
ページ数:65
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それとも教師をめざしている学生さんでしょうか。
あなたはなぜ、教師になろうと思ったのですか?
子どもが大好きなのでしょうか。
今までに素晴らしい先生に出会ったのでしょうか。
あるいは現在の教育に対して疑問を持っている人かもしれませんね。
あなたが生徒でいたとき、先生というのは、教室で授業をして新しい知識を教えてくれる人でしたね。担任の先生は、クラスのいろいろなことをしてくれる人でした。
あるいは、すでに教育実習を経験したあなたは、「学校の先生って、こんなに忙しいんだ!」と驚いたかもしれませんね。
実は、先生の仕事って、知っているようであまり知られていません。
ですから、一般の会社と違う教師という仕事に就く前に、ちょっと知っておくと、う~んと楽になることを、この本で紹介しようと思います。
申し遅れました。
私はkoko先生と申します。
教師歴40年、10000人以上を教えてきました。
中学校で教えた子たちは、30代後半。
退学して飲食店を始めたのに、うまくいかなかった子。離婚して、シングルマザーになり苦労をしている子。
ターニングポイントの折に、連絡をくれます。
「がんばるから、絶対に見捨てんといてな」と言います。
最近、卒業した子は、
フレンチのシェフを目指して、私の勧めた学校に行きました。卒業製作でフレンチのフルコースを披露し、見事に賞をいただいたそうです。
「いつか自分の店を持ったら、先生を招待しますからね」
教師冥利につきます。
「先生は忙しい」
「先生は大変」
「先生は給料が安い」
最近は、教師志望者が減っていると聞きます。
なんてもったいない!
「こんな素敵な商売はないわよ!」
と声を大にして言いたいです。
しかし、新人研修を十分に受けられるか、となると難しいのが現実です。
教師としての必要事項は教えてもらえるかもしれません。赴任校のやり方は、すぐに学べるでしょう。
でも、本当の「はじめの一歩」のところは、「自分でなんとかして」と放置されてしまうかもしれません。
実は学校には、会社のようなヒエラルキーがないのです。新人もベテランも、身分は同じ「教諭」なのです。もちろん、人生の先輩としての上下はありますが、管理職だけが、「上」なのです。ここが、一般の会社と大きく異なるところです。
そういう組織なので、「先輩」が時間をかけて、あれこれ指導してくれることが少ないのです。
なんとなくわかったつもりでスタートすると、思わぬところで失敗してしまうかもしれません。最初につまずくと、スムーズな滑り出しができません。
場合によっては、悩みが深くなり、教師を続けられなくなってしまいます。
ですから、教壇に立つ前に、よく知っているつもりだった学校について予習しましょう。
あなたに、私は「知っていたら安心できる知恵」をお伝えしようと思います。
「新人教師の転ばぬ先の杖」として、お読みください。きっと不安が払拭され、安心して教壇に立てるはずです!
目次
【はじめに】
【概要】
【a 赴任校を知る!】
【b なにはともあれ、まずはあいさつ】
【c 文房具をそろえる】
【d 服装・履きものを用意する】
【e 自分のポリシーを決める】
【f 生徒たちへの接し方をさぐる】
【g クラス運営】
【h 保護者といい関係を築く】
【結論】
【終わりに】
【プロフィール】
【読者へのプレゼント】
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