【無料で読める】FIREという病: FIREという名の不自由から解放され、真の自由を手に入れる教科書

●FIRE思想が日本人を不幸にする！？

●FIRE思想は日本人を蝕むアヘン！？

●FIREブームに騙されてはいけない！

★はじめにより一部抜粋
最近、「ＦＩＲＥ」という言葉が日本国内においても多く聞かれるようになりました（ＦＩＲＥの詳しい意味などについては後述していきます）。

そして、若年層のビジネスパーソンを中心にＦＩＲＥブームなるものが起きつつあるのです。

実際、書店に足を運ぶたびにＦＩＲＥを推奨する内容の本が「お金」や「ビジネス」といったジャンルのコーナーで我が物顔をしているのをよく見かける読者も多いのではないでしょうか。

しかし、筆者は日本国内でＦＩＲＥブームが蔓延することに大きな危機感を募らせています。

ＦＩＲＥブームは、日本人をボロボロになるまで蝕む魔力のような力を内在しています。

そのため本書では、一般的なＦＩＲＥ理論やＦＩＲＥブームに潜む大きな危険性をマクロ経済学などの視点から解き明かしていくとともに、ＦＩＲＥ理論に代わる真の自由及び幸福を手に入れるための具体的な方法について解説していきたいと思います。

経済学にあまり興味がない読者にもしっかりと理解していただけるように、可能な限り分かりやすい表現を用いて記述しました。

ですから、経済学にあまり興味がない読者も安心して読み進めていただければ幸いです。

また、本書ではＦＩＲＥ理論に取り憑かれたＦＩＲＥ兄さんと、真の自由と幸福を手にするための思考が身についているハピネス（幸福）兄さんが途中から登場します。

この二人の考えを対比させながら、お金（仕事）や幸せについて一緒に考えていきましょう。