【無料で読める】子どもの気持ちがわかると子育てがぐんと楽になる！

【まえがき】
子どもの気持ちがわかると、子育てがしやすい

本書をお手にとっていただき、ありがとうございます。
あなたは、子どもを叱ったり怒ったりしたあと、
「なんで何度言っても、同じことを繰り返すのかな？」
「なんで話を聞けないのかな？」
「なんで約束を守れないのかな？」
なんで、なんで？　と、怒りがこみあげてきたり、
「怒らない親になりたいな」
「ガミガミうるさいな、私。もう怒るのはやめたい」
など、色々な思いが交錯しませんか？

私は保育士になりたてのころ、そんな疑問をもちながら仕事をしたこともありました。
厳しい先生の話は聞いて、自分は聞いてもらえないことに、イラ立ちを覚えることもありました。
叱っても優しく言ってもダメだったりすると、保育士としてやっていけるだろうか？　子どもと信頼関係を築いていけるのだろうか？　と自信をなくし、不安になることもありました。

けれど私がたくさんの子どもたちと接していくなかで、
【子どもの気持ちを大切にしなければ、信頼関係を築くことはできない】
と強く感じ、私の不安をいっきにかき消してくれたのです。
本書を読み進めていくと、もしかしたら、
「これでも子育てを頑張っているのよ。私をせめているの？」
「しつけをしているだけなのに、何がダメなの」
「叱るのは、当然でしょ」
「ダメな親なのかしら」
と、思うかもしれません。

ですが、けっしてこの本はお父さん、お母さん、先生をせめているわけではないことをご理解いただければと思います。
えらそうに聞こえるかもしれませんが、私も完璧に子育てをしているわけではありません。
私自身、子どもから学ぶことがとても多く、日々勉強しています。

これまで私が
＊多くのカウンセリングやご相談を通して、子どもに直接聞いたこと
＊保育中やレッスン中に、子どもが話しているのを聞いたこと
＊その他、小学生や中学生、高校生と接する中で、彼らが私に、悩みを打ち明けてくれたこと
＊私自身の息子に言われてハッとしたこと
など、私の気づきや経験もあります。

子どもの気持ちを知ることで、少しでも子育てや教育に役立てていただければ、という思いでまとめました。
子どもの気持ちがわかると、子育てが楽になります。
本当は、おとなに聴いてもらいたい、わかってもらいたいんです。
そんな子どもの声がつまっています。

【著者紹介】
田島美紀 親子の心を豊かにする言葉かけ研究所　代表
＊大人の言葉かけが、子どもの将来に及ぼす影響について研究
＊親子の心カウンセラー
＊保育士
＊保育プログラムコーディネーター
＊子ども英語プログラムコーディネーター
＊ネット健康問題啓発者全国連絡協議会公式インストラクター