著者:藤井康弘
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事業環境がかわる状況で、あなたは、経営企画、事業企画、営業企画について、いろいろな取り組みの提案を求められることが多くなっているのではないでしょうか。

「ライバル商品にシェアをとられてしまったぞ。何が原因で、どう対処しなければならないのか、考えろ」と言われたり、「売上が頭打ちになってきた、新しい商品企画を考えろ」と言われたり、「顧客である企業はいまどのような経営課題に悩んでいるのか、自分たちの商品サービスで解決できなくても、他のサービスと絡めて提案できないか考えてくれ」と言われたりすることが、あなたやあなたの周辺で起きていませんか。

あなたが優秀だと評価されればされるほど、そのような機会が増えてくるでしょう。または、あなたからそのような企画提案が出されれば、経営トップ、幹部から大いに評価されることでしょう。

あなたが、そのようなことを考える企画部門に配属されたり、または、社長や部長から経営企画・事業企画を担うように言われる可能性もあるのではないでしょうか。あるいはすでにそのような状況にあるのかもしれませんね。

経営企画、事業企画には、リサーチと現状分析というビジネス分析が伴います。
これからは、このようなビジネス分析の能力と企画能力が必ず求められます。
そして、非常にやりがいのある仕事だとおもいます。

私は、29歳のとき、小さな専門貿易商社から戦略系コンサルファームに転職して、コンサルティング業界に入りました。
最初にアサインされたプロジェクトのテーマは、ある製品の潜在需要推定と販売戦略の立案でした。いきなり関係企業にヒアリングの電話をかけてインタビューを行うことになりました。今から思うと質問の仕方はかなり稚拙でしたが、「お願いします。教えて下さい」という熱心さが伝わったためもあってか、相手の担当者は懇切丁寧に状況を教えてくれました。

途中で、目的があいまいになって、深夜、「これって何を明らかにしようとして分析しているんだっけ?」と頭をかかえたこともありました。
徹夜で書いた分析レポートを、「全く意味がない」と床に投げ捨てられたこともあります。
「これが一流を標榜しているプロフェッショナルファームのレポートかと思うと涙がでるぜ」と社長に机を叩かれて叱られたこともあります。今となっては懐かしい思い出ですが。

その後、シンクタンクのコンサルティング部門、病院向けのファイナンス&経営支援の会社、総合経営コンサルティング会社などに移って、いろいろな会社や事業者に対して、ビジネス分析を行い、経営改善・改革に取り組んできました。

そのような中で、つかんでいった、ビジネス分析の考え方やコツ(要諦)を、あなたが無駄な回り道をしないようにお伝えしたいと思います。

分析は難しく考える必要はありません。だれでもできます。ただ、アプローチと考え方によって、成果の内容とスピードに差がでてきます。その点をお伝えしたいと思います。

目次
1.すぐれたビジネス分析とは何か
①分析とは仮説の検証
②分析とは「あるべき姿」とのギャップを示すこと
③分析とは分類・体系化すること
④分析とは重要度と優先順位を示すこと
⑤分析とは構造を明らかにすること
⑥分析とは原因の究明である
⑦分析は評価・意思決定のために行う
⑧分析は対策立案のために行う
⑨分析をして見通し・予測を行う

2.すぐれたビジネス分析をするための留意点とコツ
①必ずはじめに仮説をもつ
②分析のフレーム、検討の視点を複数もっておく
③アウトプットを明確にしておく
④「あるべき姿」理想形を描く
⑤徹底的に「なぜ」と「もし」を問い続ける
⑥できるかぎり現場実査を行う
⑦キーパーソンやオリジナル資料を深掘りする
⑧数字と固有名詞で具体的に把握する
⑨必要な情報は何か明確にしてリサーチする

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