著者:誰でもわかる電験参考書研究会
ページ数:204

¥1,180¥0

これから電験三種の勉強を始める電気初心者の方に読んでもらいたい一冊です。

いきなりですが、スポーツにおいて「準備運動」は重要です。
準備運動なしにいきなり全力で体を動かしたら、体を痛めてしまうかもしれません。

実は、勉強もスポーツと同じで、「本格的な勉強」の前に「準備勉強」が必要なのです。

電気初心者の方が、最初から電験参考書を使って勉強を始めてしまうと、内容の難しさについていけず、悲鳴を上げることになるかもしれません。
最初から「難しい電験参考書」を使って勉強を始めるのは、準備運動なしにいきなり全力疾走をするようなものです。

残念ながら、一般の電験参考書には難しいものが多く、電気初心者の方が簡単に理解できる内容ではありません。

では、なぜ電験参考書は難しいのか・・・?

それは・・・

一般の電験参考書は、「電気の基礎知識がある人」に向けて書かれたものが多いからです。
電気初心者にとっては、知らないことばかりが書かれていて、それに対するわかりやすい解説もほとんどありません。
「知らない電気の専門用語がたくさん出てくる」、「聞いたこともない法則がたくさん出てくる」、「難しい公式がたくさん出てくる」・・・しかし、わかりやすい解説は載っていない。

ではどうしたらいいのか?

先ほども言いましたが、「本格的な勉強」を始める前に「準備勉強」をすることが必要になります。

例えば「知らない電気の用語」を聞き慣れたものにする、ということも「準備勉強」の一つと言えるでしょう。
参考書を開いて、知らない言葉ばかり載っていれば、うんざりしますが、逆に知っている言葉ばかりだったら、楽に読み進めることができるでしょう。

また、キルヒホッフの法則、ジュールの法則、レンツの法則、ファラデーの法則・・・など、多くの「法則」が出てきますが、これらの「法則」を前もって知っていれば、参考書の内容もすんなり頭に入ると思います。

『誰でもわかる電験超入門』は、電験の準備勉強用として書かれた本なので、電気の専門用語、法則や公式等を紹介し、わかりやすく、そしてやさしく説明しています。
それにより、難しい参考書を読むための準備を行うことができます。

もし、電気初心者の方が準備運動を行わずに(予備知識なしに)、いきなり電験の勉強を始めてしまえば、内容が理解できずに落ち込むこともあるでしょう。
最悪な場合には自信を失って「自分にはムリ」と思い込む・・・、そして受験そのものを、あきらめてしまうかもしれません。

本書は、一般の参考書とは違い、電験の「読み物」として書かれています。
一般の参考書は、「執筆者 (電気の専門家)」の説明や解説が一方的に書き綴られているだけですが、
本書は「先生」と「生徒」の会話形式で構成され、小説のように読みやすい作りになっているので、楽に理解できます。
また、フルカラーによる図解も豊富なため、内容もすんなりと頭に入ります。

ここに登場する「先生」は 電気の専門家 、「生徒」は 電験取得を目指す電気初心者 という設定で、『先生の講義』により話が進んでいきますが、「生徒」との会話形式になっているので読みやすく、また気楽に読み進めることができます。

「先生」は電気の専門家なので、ときには難しいことを言うこともありますが、それに対しては「生徒」が質問をして、やさしい解説を上手に引き出しています。
また、「先生」が説明した内容を、「生徒」がわかりやすい言葉に直して繰り返し述べる、などの工夫により、覚えやすくなっています。

一般の参考書を使った勉強では、『理解しなくてはいけない』、『覚えなくてはいけない』と、気が重くなることもあるでしょうが、本書は「先生」と「生徒」の会話形式の 読み物 なので、肩の力を抜いて楽に読むことができます。

本書を2〜3回読み終えたあとには、専門用語、法則などが頭に残り、準備勉強は十分に済んだ状態になっているでしょう。
また、すらすらと読めるので、短期間で読み終えることができます。
短期間の準備勉強を行うだけで、その後の勉強の進み方は違うものになります。

本書を読み終えて基礎知識が頭に入っていれば、本格的な勉強を始めても途中で挫折することなく、勉強を進めることができるでしょう。

電気初心者の人が、市販の参考書で勉強を始めて挫折する・・・というケースを我々はたくさん見てきました。
ゆえに、電気初心者の人に向けた『誰でもわかる電験参考書』シリーズを制作したのですが、電験取得を目指す人の中には、我々の考えを越える電気初心者の人も多くいることがわかりました。
その人たちも「誰でもわかる電験参考書」は他の参考書に比べればとてもわかりやすい、と言ってくれるのですが・・・、
でも「難しい箇所もある」という意見をもらいました。

そこで、「本当の意味での電気初心者」には、電験参考書を使って勉強を始める前に、電験の準備運動が必要である、ということに気付かされました。

もし、「自分は本当の電気初心者」である、という自覚がある人は、『誰でもわかる電験超入門』を読んで、電験の準備運動を開始してください。

また、「本当の電気初心者」以外の人でも、今使っている参考書が難しくて挫折しそうだ、または、もっとわかりやすい参考書で勉強をやり直したい、と思っている人にも十分役に立つ内容になっています。

「やさしくて、とてもわかりやすい説明をしてくれる先生はいないだろうか?」と思っている人は、本書に登場する「先生」の、わかりやすい説明に満足できると思います。

「電験参考書は、内容が堅苦しくて読み進めるのが辛い」と感じている人でも、本書は会話形式になっているため、軽い気持ちで読み進めることができます。

「自分は本当の電気初心者である」または、「もっとわかりやすい説明が欲しい、堅苦しい参考書は疲れる」、という思いがある人に、ぜひ読んでもらいたい入門書です。

本書は主に、電験の基本である「理論科目」についての内容になります。

・はじめに

[ 第1章 ] 直流回路

[ 第2章 ] 磁気

[ 第3章 ] 静電気

[ 第4章 ] コンデンサ

[ 第5章 ] 交流回路

[ 第6章 ] 三相交流

[ 第7章 ] 過渡現象

[ 第8章 ] 半導体

・おわりに

全175 p

「理論科目」が十分に理解できていれば、他の科目で それほど苦労することもないでしょう。

逆に言えば、「理論」について理解できていないと、他の科目を理解することは難しいです。

まずは本書で「理論科目」の基礎を身につけてから、電験の勉強をスタートさせることを勧めます。

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