著者:新堀 寛己
ページ数:175
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―ギターのある人生、楽しいと思いませんか?―
50代に差し掛かると、多くの方は定年退職後の人生をどう生きていくかについて考え始めるようになります。でもいざ具体的に何をするかとなると、なかなかまとまらないのではないでしょうか。それなら、思い切ってギターを始めてみましょう。楽器に触れたことのない方でも大丈夫。本書では、著者の考案した「新堀メソード」という独自の教育システムと一回り小型のアルトギターで、誰でも楽しくギター演奏の基本中の基本から学べるように、丁寧にわかりやすく解説していきます。前著『60歳からいきいきと輝く音楽生活のすすめ』と併せ、長い人生を音楽と共に楽しく過ごしましょう。
[目次]
はじめに
第1章 クラシックギターは50歳からでも難しくない
ギターには長く厚い歴史がある
ギターはさまざまな楽器の起源だった
ギターは一級の美術品である
ギターはどんなジャンルでも、どんな音も表現できる
変化する人生についてきてくれる楽器
ギターは脳を活性化させる
ギターは奇跡も引き起こす
音響振動学が明らかにしたギターの秘密
ギター演奏はモーツァルト効果をももたらす
手の小さい人にはアルトギターという選択肢がある
ギターは楽譜が読めなくても大丈夫
第2章 「新堀メソード」なら譜面が読めなくてもクラシックギターが弾ける
世界27カ国で取り入れられている「新堀メソード」とは
ギターの演奏に必要なもの
ギター各部の名称
自分に合ったギターの選び方
弦の選び方
弦の張り方
指の記号と弦の記号
調弦の方法
正しいフォームを身につける
よいフォームを得るコツ
爪の型と手入れについて
ギターの保管方法
ギターが乾燥した場合、湿気が多い場合どうなるか
ギターの取り扱いの注意点
楽譜の読み方
第3章 華麗な演奏を可能にする、「アルペジオ」「スラー」「音階」3つの練習
右手の構え方を覚える
アポヤンド奏法とアルアイレ奏法を覚える
交互弾弦を練習する
i、m、aの練習
P(親指)の練習をする
音階(スケール)の弾き方
右手はアルペジオを覚えよう
アルペジオの弾き方
スラーの弾き方
ピアノ、フォルテの弾き方を覚える
新堀メソードにはNRMという素晴らしい表現法がある
第4章 クラシックの名曲をわずか1カ月で弾く10のテクニック
60代、70代になってもギターを楽しめる練習方法とは
1 重心を見直し、出したい音を出す
2 アルペジオのテクニックを身につける
3 P指の欠点を意識する
4 左手の無駄な動きをなくしてスラーを上達させる
5 音階練習では「美しい音」を意識する
6 曲に生命を吹き込むリズムを理解する
7 聴衆を乗せられる演奏をするには「吸う」ことも大事
8 p(ピアノ)系の表現に注意する
9 音符の「長さ」の持つ意味を理解する
10 離す動作にも神経を使う
第5章 人前で発表の機会を得れば、ギター生活はさらに充実する
他人とともに音を重ねる合奏こそがギターの醍醐味
ギターはアンサンブル(合奏)の方がソロ(独奏)よりも歴史が古い
合奏の喜びを伝えたい、という思いから 20種を超えるギターを開発する
音楽の本場、ロンドンで賞賛された「ギターオーケストラ」
ギターオーケストラには管弦オーケストラにない魅力がある
ギターオーケストラは 管弦オーケストラでは不可能な表現も可能とする
みなでともに進歩し、ともに喜び合うのが合奏の楽しみ
ギターオーケストラは 聴く者にも計りしれない幸福をもたらす
ギターオーケストラには 人生の縮図のようにあらゆる味わいがある
ギターを選ぶ際のポイントは?
合奏のための調弦方法
おわりに
著者略歴
[担当からのコメント]
本書はおもにクラシックギターの弾き方を解説した入門書ですが、クラシック以外のジャンルが好きな方にもお役立ていただける内容になっています。音楽は楽しむものという著者の信念が形になったような本書、ぜひご活用ください。
[著者略歴]
新堀寛己(にいぼり ひろき)
芸術学、哲学博士。
学校法人新堀学園専門学校国際新堀芸術学院理事長。株式会社新堀ギターアカデミー(新堀ギター音楽院)代表取締役会長。
東京・麻布生まれ、杉並で育つ。幼少の頃からとくにアンサンブルに興味を示し、第二次世界大戦中の小学校時代から合奏団のリーダーとなる。高校時代にはオペレッタも上演し、作曲・編曲だけでなく自分の求めるニューサウンドを実現するために、楽器の改良考案も多く手掛ける。
1957年、「心の糧になる良い音楽を全ての人々へ」の理念のもと、新堀ギター音楽院を創立。以来、独自に開発した27種のオリジナル楽器で編成されたギターオーケストラは、「新堀メソード」として愛好者の輪が広がり、現在世界27カ国で取り入れられている。
1961年から25年間は国立音楽大学で新堀メソードが採用され、教鞭をとる。
世界各国からの受賞や称号も多く(80回)、とくに近年は「国際芸術文化賞」「世界芸術栄誉奉仕賞」「世界平和芸術栄誉章」「国際グランプリ」各受賞・受章の他、日本赤十字、ユニセフ、国連・軍縮委員会認定のNGO、2006年にはダライ・ラマ、米国大統領から2007年にはローマ法王から表彰を受ける。
指揮者としては1974年、女性合奏団「ザ・ドリマーズ」英国公演を筆頭に、スペイン、フランス、ドイツ、ポーランド、アメリカ、中国、オーストラリア、東南アジアなど世界各国で演奏を続け、現在も精力的に活動中である。
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