【無料で読める】応用行動分析学(ABA)で学ぶ認知症介護者行動プログラム

認知症の症状を抱える人の行動上の問題や接し方に悩んでいる、ご家族や医療介護の専門職の人は、行動上の問題を減らそうとして、かえって問題を悪化させてしまうような好ましくない行動を無自覚に身につけているため、ますます問題を大きくさせてしまう悪循環に陥っています。
　認知症介護者行動プログラムとは、この悪循環を断ち切るために、応用行動分析学(ABA)の「行動の法則・原理」に基づいた技法を学び、認知症の症状を抱える人の行動上の問題や接し方に対して、好循環に変えるための行動を身につけるための学習プログラムです。
　介護者の行動が変われば、認知症の症状を抱える人の行動は確実に変わります。介護者行動プログラムを実践すれば、認知症ケアの苦悩の8割は解消されます。
　諸外国では認知症の症状を抱えた人の行動上の問題への解決策として非薬物的な介入として応用行動分析（ABA）が推奨されており国際的に一般的な技法です。しかし、日本ではほとんど認知されていないアプローチです。