著者:本島清人
ページ数:267

¥250¥0

2021年1月末 追加改定のお知らせ:
ロシア版の二つの絵画データベース、Русская живопись (Russian painting)とАртпоиск (ArtPoisk)にも、各画家から直接のリンクを貼りました。どちらにもない場合には、arthive.comも用いました。そして、主要データベースАртпоискの利用の仕方詳細を、本文に追加しました。

ロシア絵画に興味があっても、手ごろな案内本がなく、画集で見られる作品数は限られ、しかも高価。しかし、頼みとするインターネットからは、情報を得るのが容易ではありませんでした。本書を使えば、こうした問題を解消し、インターネットを使ってロシア絵画を楽しむことができるようになります。
インターネット利用が難しい原因は二つ。ロシア画家の名前を知らない、あるいは、知っていても検索欄に正しく入力できないのが一つ。同じ画家名でも、キリル文字からラテン文字への変換が一様ではなく、カタカナ表記も複数共存しています。
もう一つは、ヨーロッパの絵画様式を知っていても、ロシア絵画史に疎いため、流れを理解しにくいことでしょう。
本書は、こうした問題を解消し、インターネットを使ってロシア絵画を楽しむことができるように工夫した初版本の内容を、さらに充実させた増補改訂版です。
初版の「ロシア絵画を楽しむ 入門はインターネットから」では、ロシア絵画の代表的な画家を選び出し、画家と作品情報のインターネットサイトへのリンクを、代表作品数点の小さな画像と共に、1人1ページにまとめました。こうすることで、ページをめくるだけで、あやふやな画家名からでも、作品画像の記憶からでも、画家を探し出せるようにしました。画家名をクリックするだけで、タイプする必要をなくしました。そして、その画家の他の多くの作品をすぐに見られるように、データベースにリンクを貼りました。
ロシア絵画史はコンパクトにまとめ、その理解に必須な、歴史事件や美術用語などもリンク先で読めるようにしました。そして、応用編として、より幅広くロシア絵画を知ることができるように、インターネット上の各種データベースの使い方、ロシア絵画の代表的美術館の所蔵作品の調べ方と、美術館ホームページの使い方の解説を加えて、一冊としました。
しかし、初版で使用した作品データベースがアクセス不可となったため、選び直し、それを機会に、以下のように大幅に増補改訂した版を作りました。
1.取り上げる画家を、初版の38人から86人と、増やしました。
2.とくに19世紀末から20世紀初頭に活躍した画家を増やしてあります。
3.それに伴い、ロシア絵画史概説の後半、20世紀部分を書き加えました。
4.各画家のページは、以下のように全面リニューアルしました。
ショートコメントを長めにし、充実させました。
画家解説のWikipediaは、英語と日本語に加え、ロシア語にもリンクを貼りました。これによって、見られる拡大画像数が増えました。
小さく表示の代表作品はすべて選び直し、より高品質で見られるようにするとともに、ネット上で拡大表示できるように、各画像にリンクを貼りました。
5.画家ページは生年順に並べました。画家名一覧を、アイウエオ順の苗字表示に整理し、索引として利用できるようにしました。生年順に並べたアルファベット表示一覧も用意し、こちらも索引として利用できます。
6.画家の個人ページから、絵画史概説、どちらの索引ページにも、ワンクリックで戻られるようにし、本書を使いやすくしました。
本書を使って、ロシア絵画の魅惑的な世界に入ってみてください。

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