著者:渋谷 武文
ページ数:104
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―今はもう、昨日の私じゃないの。シニアよ―
仕事に没頭していた現役時代には気付かなかった、あるいは関心を持たなかった日常生活の中の多くの出来事。しかし退職をしてものごとへの感じ方が変わってみると、そこにはささやかながらも新鮮で面白い世界が広がっていた。一本の銚子から鉢植えの花へ、日々の健康へと、人生に不可欠なものが変わってゆく日々をときにユーモアを交えて見つめた定年エッセイ。
[目次]
まえがき
一 定年……そして拡がる新しい世界
最後の郵便物
都の西北
スィートシックスティ
敬老の日
孫のひとこと
ホームシアター
同期会
神出鬼没
保証人
パソコンソフト
男の料理
空気でいいわ
二 家族……「お楽しみですね」を今実感する
お楽しみですね
鉢植
写真集
サングラス
ルームサービス
歌舞伎と相撲
ヨロコンデ
三 健康……ありがたきかな
歳をとるということ
満身創痍
入れ歯
白内障手術
四 友人……仲間が彩る豊かな時間
シルバーコート
CDを買う
事務屋と技術屋
ツキ
あるゴルファー
大和撫子
パソコン相談員
カルメン会
五 旅……トラブルもまた楽し
ファーストクラス
フラッシュ
明と暗
財布がない
巡り合わせ
六 世相……人それぞれの人生の断片に触れる
善玉と悪玉
主役と脇役
優先席
携帯電話
アザ
オンリーワン?
戦友
誤ファックス
踏んだり蹴ったり
現代語
あとがき
著者プロフィール
[担当からのコメント]
人生色々なら定年も色々、そして第二の人生も色々です。どの様な文学も芸術も、人生ほど面白いテーマはないというのは多くの方が頷かれるところだろうと思いますが、本書もそんな人生をテーマとした気軽にお読みいただけるエッセイ集です。これから定年という方も、真っ只中にいるという方も、どうぞごゆっくりお楽しみください。
[著者プロフィール]
渋谷武文(しぶや・たけふみ)
1940年 神奈川県小田原市に生まれる。
早稲田大学理工学部応用化学科卒業、東洋高圧工業(現三井化学)入社。
研究所にて、プラスチック加工技術開発、新製品開発、電子情報材料の開発などに従事。その後、電子部品加工会社の経営に携わる。
現在は、趣味のテニス、ゴルフ、旅行などを通じ、多くの友人たちとの交流を楽しんでいる。
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