著者:藤原 将
ページ数:155

¥1,250¥0

本書は個人事業主(志望者含む)のための一冊です。

Kindle出版を飯のタネにする筆者だからこそ述べられる〝ビジネス的に意味のある出版〟にこだわった一冊に仕上げました。

本書が想定する読者像は広くありません。

  • 成長鈍化を覆す “意外な一手” を探してる
  • 自動集客の強化、経路拡大に着手したい
  • ストック収入の構築に手間取っている
  • 価値観が近しい人材とつながりたい

上記に当てはまる個人事業主が対象です。

第一線で奮闘するフリーランス、ひとり社長から生まれる魂を込めてつくられた一冊が面白くないはずありません。ぜひ、あなたの魅力が詰まった大作を世に出すサポートをさせてください。

【目次】
はじめに
筆者紹介
序章 著者が経験した副業出版の効果

・印税による事業収入の安定
・底上げ ・認知拡大と依頼件数の増加
・商業出版の誘い
第1章 やはり、副業出版も準備が9割
・企画立案
・読者設定
・目次作成
・経路確保
第2章 読ませる、納得させる文章技術
・文章の基本は「結論、補足、さらに補足、念押し」
・一次情報を「主張の根拠」に使う
・離脱を防ぐ「余白ライティング」
・読者を置いていかない言葉選び
・家族・親友・恋人に読ませられる文章を
第3章 出版を焦らず「編集者」になる
・見て見ぬふりをしない
・誤字脱字のチェック方法
・信頼できるモニターを呼ぶ
第4章 出版物の売上を最大化する戦術
・表紙のデザイン作成はプロに任せる
・いくつもの「魅せ方」を考案する
・タイトルに印象的な文言を入れる
・書籍の検索キーワードを洗い出す
第5章 KDP登録~原稿のEPUB化
・KDPアカウントを開設する
・KDPに出版書籍を登録する
・原稿をEPUB化する
第6章 出版直後にとるべきアクション
・出版記念セールの実施
・空いているカテゴリーを狙い撃ち
・熱意ある読者から評価をもらう
・KDPから書籍を「電子書籍の推薦」に登録
・設立直後の法人はプレスリリースをうつ
第7章 経路確保(ツイッター運用編)
・あなたのポジションを明確にする
・未来の読者が欲する情報を発信する
・発信は否定ではなく肯定で終わる
・自分から行動してつながりをつくる
・反響が得られたら「反省と再行動」を実践する
・ツイッター運用において、やってはならない行動
第8章 よくある疑問と回答
・電子書籍は何文字書けば良いのか
・価格設定はどうすれば良いのか
・原稿制作を外注するのはどうか
・副業出版は確実に商業出版につながるのか
・二度目の副業出版はどう企画するのか
・低評価がついてしまったらどうすべきか
第9章 特典(特設サイトへご招待)
おわりに

【はじめに】より抜粋
筆者は「自らの分身となる書籍があれば、事業は有利に進む」と考えています。

個人事業主は集客や営業、実務とアフターフォローを単独で遂行しなければなりません。ですから、事業が軌道に乗るほど「自分がもう一人いたら助かるのに」と思う機会が増えます。

本書の提唱する〝副業出版〟は、その解決策としてお使いいただけます。出版社への企画持ち込み、プリントオンデマンド出版の利用、自費出版や共同出版など、出版にいたるルートはいくつもありますが、本書はAmazon Kindleを活用したKindle出版の手法を解説します。

そうそう。巷では「商業出版でなければ無意味」といった意見も聞きますが、そのようには思いません。

筆者は、Kindle出版も商業出版も経験しています。その経験を踏まえて振り返っても、両方に効果があると思いますし、どちらも企画が良ければ大勢に読んでもらえます。

電子書籍であっても紙書籍であっても、中身がよければ読者から感謝の声をいただけますから、曖昧な優劣の固定観念はこの際なくしたほうが良いでしょう。

そんななか、本書はKindle出版について解説するわけですが、これには理由があります。本書を手にとってくださる皆さんは、おそらく能動的にチャンスをつかむ性格の持ち主です。そのような方にとって、商業出版は〝待つ出版〟に感じられます。

というのも、企画を持ち込むにしても、出版社から声をかけてもらうにしても、商業出版は自分に「出版をする」という決定権がなく、最終的な判断を自分以外の誰かに委ねることになるからです。商業出版を目論む場合、自身が高い熱量を持っていたとしても、周囲が都合よく出版に協力してくれるとは限りません。

一方、Kindle出版なら「出版したい」と思った瞬間に動き出せます。

個人事業主にとって、時間・労力は少しも無駄にしたくない貴重な資源ですから、他人に決定権を委ねる商業出版よりも、無駄が生じづらいKindle出版のほうが好都合なのです。

このほかにも、Amazonを介したKindle出版の利点は多々あります。

  • 収益性(印税率)が高い
  • 価格設定の自由度が高い
  • 内容の更新が容易である
  • 出版社都合による主義主張の改変が起こらない

出版自体が夢なら、これらの利点はどうでも良いと感じるかもしれません。

しかし、個人事業主における出版は違った意味を持ちます。自著は名刺であり、収益を生む商品であり、集客経路の1つです。これほどの役割を担う自著が「著者自身にコントロールできない」という状態にあるのは、ずいぶんと高リスクです。

商業出版なら出版社が編集者やデザイナーを手配し、販促まで担いますが、その代償として著者は自著のコントロールを失います。それぞれ一長一短があるものの、筆者は裁量の効きやすさを考慮して「まずはKindle出版を試す」ことを推奨します。

【筆者紹介】より抜粋
あらためまして、筆者の藤原将と申します。わたしは、合同会社ユートミーという会社の代表として、Webメディアの記事作成や編集業務、電子書籍の企画・執筆代行を行っています。

もともと美容師として働いていたのですが、生活苦や言語疾患に悩まされフリーランスライターとして独立。法人設立後に電子書籍を2冊、単行本を1冊出版し、いまに至ります。

電子書籍を出版したきっかけは、SNS上で交流のあったデザイナーの誘いでした。
「文章を書く仕事をしているのだから、Kindle出版をするとブランディングになる」といった助言を受け、その方へトータルプロデュースを依頼したのです。ああだこうだと企画の壁打ちをしてもらい、立派な表紙をつくってもらい、3か月ほどで1作目を完成させました。

出版前は「多少、同業者との差別化になれば」と期待する程度で、プロデュースの依頼費用を回収できるとは思っていませんでした。ところが出版日の数日前から200冊以上の予約が入り、わずか数日のうちに損益分岐点を超えて驚いたことを覚えています。

1作目の出版をきっかけとして商業出版(単行本化)の機会を獲得し、単行本を上場企業の表彰イベントで紹介させていただき、さらにそのイベントを見た方から声をかけてもらうなど、副業出版のデビューは好循環の起点となりました。

そこで、わたしに多くの益をもたらしてくれた副業出版を広め、一人奮闘する事業主を間接的に応援できればと思い本書を書きました。

何より、わたしは「より多くの良書を読みたい」という密かな下心を持っており、本書をきっかけとして世に公開される作品が増えることを楽しみにしているのです。

類書となるものは多く存在しますが、いずれも「どのようにファイルをつくるのか」「どうやって出版手続きをするのか」ばかりに焦点を当てており、副業出版を成功させるために重要となる「どう企画し、読者へ届けるのか」が抜け落ちているように感じていたことも、本書を書いた動機の1つです。

電子書籍プラットフォームとして大手であるAmazonに掲載すれば、積極的な販促活動をしなくても多少は売れるのでしょうが、電子書籍といえども紙書籍と同様、しっかりと宣伝しなければ初速がつきません。せっかく出版するなら、デビュー直後の注目を浴びやすいタイミングにできる限り露出を増やし、多くの人に読んでもらうべきです。

今後、生まれる新たな著者に「出版して良かった」と思っていただけるよう、ある種わたしの〝飯のタネ〟とも言える内容を本書にまとめました。

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