【無料で読める】情熱！ガッタンゴットン北線鉄道試運転かんぼじあ (写真デッサンアジア工房編集室)

本書は、カンボジアの北線鉄道が、試運転段階に入ったことを記している。試運転に関わらず、乗車が可能で、一般の人々も、外国人も乗車することが可能なのだ。こんなことを、突然知ることになったのだ。タイとカンボジアの国境を超え、カンボジア側のポイペト駅を覗いたのだ。すると、駅員さんに英語で、乗車は、
「フリー！」
と告げられる。
「こんなことがあり得るのだろうか」と、頭の中が空中分解した。
「何がどうなって、こんなに早期に走行が可能になったのだろうか」
「どうして無料なのだろうか」
ということが頭を空回りさせてきたのだ。そこで、再開した鉄道を、初めて行ったり来たりすることになった。また、こんなに早くに再開したことで、同年初めに工事中だった駅とその周辺の日記や写真を盛り込んでみた。これが、試運転北線鉄道カンボジアを作るきっかけになった。